【解説】セルロイドとプラスチックの違いとは!?どんな素材なのか

セルロイド万年筆、セルロイドのメガネ、セルロイド人形・・・あげるとキリがないですが、セルロイドって装飾品や骨董品などに使われて高級なイメージがありますよね。

プラスチックなんでしょうか?

一般的に使われるプラスチックとは明確に分けられますし、一体どんな材料なのか?

わかりやすく解説します!

原料と製造法を簡単に

ニトロセルロースに、アルコールに樟脳を溶かした50%アルコール溶液を混ぜてつくられます。

ニトロセルロースは、濃硫酸・濃硝酸・脱脂綿や木材片。

樟脳はクスノキという樹のチップを水蒸気蒸留してつくられたもの。

これらにアルコールの力を借りて合成させたのがセルロイド

天然の材料を使ってつくられていますね。

これはプラスチックなのでしょうか?

セルロイドはプラスチック!?

実は、セルロイドはプラスチックなんです。天然素材でできているのにナゼ!?

ということで、「プラスチック」の意味をご紹介。

プラスチックとは?

プラスチックは日本語では合成樹脂。

正しくは「合成高分子化合物」というものです。

高分子化合物のうち、天然に存在するものを天然高分子化合物(糖類)といい、これにはデンプンやグルコースなど。

人工的に合成したものこそが、合成高分子化合物=プラスチックなんですね。

セルロイドは人工的に合成したものなので、プラスチックに分類されます。

実は、世界で一番最初につくられたプラスチックで、その便利さから一気に広まりました。現在ではもっと便利なプラスチックにとって変わられています。しかし、耐久力の高さと他のプラスチックにはない見た目の美しさから万年筆やメガネフレームとしてつかわれています。

注意点

なぜ不便かというと、保管方法を間違えると燃えたり有害物質を発生させたりするから。気になる方はコチラの記事にて紹介しています。

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/ebonite.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102807488

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