【変色】エボナイト製マウスピースはなぜ変色する?防ぎ方は?

エボナイトでできたマウスピースが変色した!

マウスピースで銀メッキの色がおかしくなった!

なぜ変色してしまうのでしょう?

これは、エボナイトという材質の特性に問題があります。

ということで、なぜ変色を起こしてしまうのか、それを防ぐにはどうしたらいいのかを簡単にご紹介します。

エボナイトとは?

エボナイトは天然ゴムに硫黄を混ぜて固めた素材。天然素材からできているため、あくまでもゴム(天然樹脂)の一種であり、プラスチック(合成樹脂)ではありません。

丈夫で耐候性・耐酸性・耐アルカリ性に優れており、金属よりも丈夫といわれます。

変色する理由とは?

エボナイトが変色してしまうのは材料に原因があります。

紹介したとおり、エボナイトは天然ゴムに硫黄を混ぜてつくられたものですが、実は、硫黄にその原因があるのです!

長く使っているうちに、ゴム製品や水(塩素)、汗、紫外線などの影響により、硫黄が硫化して変色を起こしてしまうのです。

しかし、色が変わるだけで形質は変わらないので、あまり気にしなくても良いと思います。

楽器を変色させる理由とは?

これも、硫黄が原因。エボナイトから放出される遊離硫黄が、金属の表面を硫化して変色させます。とくに、ケースの中などの密閉された空間だと起こりやすいです。

ですが、色が変わるだけで問題はありません。

万年筆の世界では「エボやけ」と言われる現象。金色のペン先が変色します。

注意点

エボナイトはアルコール消毒でも変色します。変色が気になる方はお手入れに注意。

↓具体的な消毒方法を下記URLで説明されています。

https://wpmanager.buffet-group.com/besson/wp-content/uploads/sites/5/2021/01/covid19_guide_mp_jp_jan2021.pdf